子の会

子の会(しーのかい)とは

「子の会」とは国立劇場おきなわ組踊研修修了者で構成された会です。国立劇場おきなわ組踊研修では、人間国宝の先生方をはじめとする一流の講師陣から指導を受けてまいりました。この会は研修終了後も奥深い伝統芸能の世界に第一歩を踏み入れたものとして、慢心することなく互いに自己の技芸の向上を目指すことを目的に設立されました。
また、組踊の伝承者としての活動を通して沖縄の先達が残してくれた立派な文化遺産である組踊をはじめとする沖縄の伝統芸能の世界を多くの人に知っていただき、それを次代へ受け継いでいくことに貢献できればと考えています。

「子の会」の活動

会員各自での芸能活動、技芸の研鑽を図るとともに子の会としても各会員の技芸の向上、組踊をはじめとする沖縄伝統芸能の普及に貢献するために次のような活動を実施していきたいと考えています。
小中高校、公民館等への組踊出張公演の開催。
小中高校等への組踊を中心とする沖縄伝統芸能に関する体験型ワークショップの開催(演技・演奏体験と組踊の実演(抜粋など))。
その他組踊をはじめとする沖縄伝統芸能公演の開催など。

名前の名前

「子の会」の名前には次の三つの願いが込められて名付けられています。
一、「子(しー)」とは琉球王国時代の士族の位階で、士族が元服後、叙位されるまでの無位の期間の称号でした。「子(しー)」は一番最下層の位とはいえ、 その後の功績で、出自に関わらず王府の実質的な政治的実権を握ることとなる「親方」までも出世していったといいます。伝統芸能の世界へ最初の一歩を踏み出した組踊研修修了生が、これから精進し自己の技芸を向上させて欲しいとの願いを示しています。
二、子は「ね」とも読み、十二支である「子」の意もあります。子の会は子年である平成20(2008)年に設立されました。子年は十二支の最初の年です。 子から始まる十二支のようにこの会も途切れることなく、いつまでも技芸の向上を目指して欲しいとの思いも表現されています。
三、「しー」は、英語の「sea(海)」の読みでもあります。海に囲まれた沖縄の伝統芸能である「組踊」を沖縄から海を越えて県外、海外へと普及させていきたいという大きな願いも込められています。